栄養素の消化・吸収を助ける酵素

By ritan , 2015年11月26日 , 効果

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酵素は人が生きていく上で欠かすことができず、とても大切な栄養素です。ビタミンCなどの栄養サプリメントを摂取されている方の中であまり効果を感じられていない方もいるかもしれません。この問題を解決してくれるのが酵素です。せっかく摂取したビタミン類も酵素がなければ効果的に機能しません。
酵素の知識を深めて効果的な栄養素の摂取を目指しましょう。

酵素サプリメントの摂取タイミングと選ぶ際のポイント

体に必要な栄養素を取り入れる上で大切なことは、なんといっても毎日の食事から継続的に摂取することです。仕事で忙しい方は料理をする時間がなく、栄養価の高い食事を毎日摂取するのが難しいかもしれません。食事から摂取できる酵素ですが、サプリメントからも摂取することができます。サプリメントであれば時間と手間をかけずに摂取することができ一石二鳥です。摂取する回数はサプリメントのタイプによりますが、理想的な回数は一日3回です。一回でまとめるよりも食事の度に摂取することが効果的ですので意識的に回数を分けるように心がけましょう。

摂取するタイミングは食事中、食前です。薬と混同して食後に摂取することに意識が行ってしまいがちですが、酵素は消化・吸収を促進します。食後に飲んでしまうと遅く、食事中だと消化・吸収が始まるころに間に合います。食前30分前くらいに摂取できれば最も効果的に酵素が働いてくれるので、このタイミングを意識して飲むようにしましょう。

酵素サプリメントを選ぶ際に確認すべきは、原材料と製造方法です。植物発酵エキス、生の酵素を使っているものがいい酵素サプリメントとの基準と言えます。酵素は熱に弱い性質のため、加熱処理がなされてないかも確認しましょう。熱処理に強い酵素を選定しているサプリメントもありますので、この場合は加熱処理がされていても大丈夫です。

じっくり長期間かけて発酵・熟成させた酵素は、抗酸化成分などの栄養素を豊富に含んでいます。酵素の熟成期間も確認するようにしましょう。

消化酵素の働き

酵素が体に与える効果は、摂取した栄養素を吸収する、免疫力が高まる、自律神経を安定させる、便秘を解消させる、ダイエットを促進する、などが挙げられます。様々な効果をもたらしてくれますが栄養素を吸収することは最も大切な働きと言えます。

栄養素には三大・五大・六大栄養素が存在します。
三大栄養素は炭水化物、たんぱく質、脂質です。五大栄養素はビタミン、ミネラルが加わり、六大栄養素では食物繊維が加わります。

それぞれ体に重要な機能を果たす栄養素ですが、せっかく意識して摂取しても酵素が不足していると体に吸収される量が減ってしまい効率が良くありません。体の中にしっかり酵素を蓄えておく必要があります。

食生活の偏り、飲酒、喫煙により酵素は減ってしまいます。また、年齢を重ねると共に減ってしまいます。
不足した酵素はきちんと補うようにしましょう。

酵素は消化酵素、代謝酵素、食物酵素の3つに大きく分けられます。消化酵素は名前の通り消化の働きをする酵素です。分解する栄養素によって炭水化物分解酵素、たんぱく質分解酵素、脂肪分解酵素などに分類されます。食べ物を分解して栄養素が体に吸収されやすい形にまで細かくしてくれます。

消化管によって含有する消化酵素が異なります。唾液、胃液、膵液(すいえき)、腸液ごとに説明してまいりましょう。

唾液は口の中で食べ物を噛むと唾液腺から分泌される消化液です。正常な体だと1日に1リットル~1.5リットル分泌されます。炭水化物分解酵素のアミラーゼを含みます。アミラーゼはデンプンを分解してブドウ糖などの単糖にする働きをします。

胃液は食べ物が胃に到達すると分泌される消化液で強酸性です。正常な体だと1日に2リットル前後分泌されます。たんぱく質分解酵素であるペプシンを含みます。ペプシンはタンパク質を分解して小さなペプチドにする働きをします。

膵液は十二指腸に分泌される消化液で弱アルカリ性です。1日に1リットル~2リットル分泌されます。
炭水化物分解酵素の膵アミラーゼ、たんぱく質分解酵素のトリプシン・キモトリプシン、脂肪分解酵素の膵リパーゼを含みます。

膵アミラーゼはデンプンを分解してブドウ糖にする働きをします。トリプシン・キモトリプシンはたんぱく質やペプチドを分解し、より小さいポリペプチドやアミノ酸に分解する働きをします。膵リパーゼは脂肪を分解してグリセリンに変換する働きをします。

腸液は消化の最終確認をする消化液で弱アルカリ性です。1日に2リットル~3リットル分泌されます。
炭水化物分解酵素のスクラーゼ・マルターゼ、たんぱく質分解酵素のアミノペプチターゼを含みます。

スクラーゼはショ糖を分解してブドウ糖と果糖にする働きをします。マルターゼは麦芽糖を分解してブドウ糖にする働きをします。アミノペプチターゼはポリペプチドを分解してアミノ酸にする働きをします。

摂取した食べ物はこれらの消化液によって体に吸収できる大きさに分解され機能します。

代謝酵素と食物酵素

代謝酵素は体内で生産されている物質で新陳代謝をサポートする働きがあります。消化酵素によって消化、分解、吸収された栄養素を細胞に届けます。その他にも自然治癒力を高める免疫力を向上させて病気や感染症から体を守る、余分な脂肪を分解して排出する、血液をきれいに保つ、毒素を無毒化して排泄するなどの働きもあります。

代謝酵素が不足してしまうと代謝機能も落ちてしまい、太ってしまう、便秘が起こりやすくなる、疲れが取れにくくなる、などの弊害が起こってしまいます。普段の食生活で充分な量を摂取するようにしましょう。

消化酵素と代謝酵素は密接な関係にあります。消化酵素を使い過ぎると代謝酵素も不足してしまうと言われています。過食、消化の悪いものに偏った食生活を過ごすと消化酵素が大量に消費され、代謝酵素も減少し肌や胃腸の調子が悪くなります。健康な生活を過ごすためには消化酵素を節約して代謝酵素の量を増やすことが大切です。

食物酵素は消化を助けて、体内の消化酵素の消費を補う働きをしてくれます。新鮮な生野菜や果物、刺身、納豆・味噌などの発酵食品に含まれています。野菜では大根、ニンジン、キュウリ、小松菜、ブロッコリー、果物ではリンゴ、バナナ、キウイ、パイナップル、柑橘類、発酵食品では味噌、納豆、豆乳、ヨーグルト、チーズ、キムチが挙げられます。豆乳はタンパク質、ミネラル、ビタミンも含んでいます。ヨーグルトは腸内善玉菌を増加させて整腸作用があります。果物と相性がいいので一緒に摂取すれば効果的です。

食物酵素によって消化酵素が節約されると代謝酵素も増えるため、新陳代謝が高まり、病気が予防され、解毒などが活発になります。食物酵素は胃酸によって分解されるため吸収される栄養分はごく僅かです。
しかしながら摂取される前の段階で食べ物を消化しやすい状態にする、食べ物の中の他の栄養素に働きかけて栄養素を強化し新たな栄養素を作り出す働きをするのでとても重要です。

このように酵素による働きは様々ですが食物酵素を摂取して消化酵素を節約し、代謝酵素を増加することが大切と言えます。

まとめ

酵素サプリメントを適切なタイミングで摂取することで栄養の吸収が最適に行われます。現代人には酵素が不足がちですので意識的に摂取して補いましょう。